昼一で行って来ました。黄色いTシャツにカーキ色のパンツにサンダル履きで、近所の小学校まで。前回の衆議院選挙の時には有権者の近所の住人の人々が投票を並んで待っているほどだったのですが、今回は僕を含めて5人くらい。雨も降りそうだったし、皆午前中に済ませてしまったのでしょうか。
 比例代表制の名簿に喜納昌吉の名前を見つけました。そう言えばそんな事言ってたっけな。僕はこの人の名前を見ると、ずっと以前に何処かで読んだ逸話を思い出します。かなりうろ覚えですけどね。
 地元でミカドというクラブを経営していた彼は或る日、沖縄県警の摘発を受ける。麻薬不法所持。当時大麻がクラブ内に蔓延していたという。しかし彼は独りで罪を背負い、沖縄刑務所へ入獄する。同年に沖縄は日本国へ復帰する。しかし当時の仲間は誰一人として面会に来なかった。それどころか皆姿を消してしまった。彼は仲間に裏切られ、絶望の淵から突き落とされる。獄中での彼は哲学書に救いを求めたという。翌年、出所。それから数年後に彼は ” 喜納昌吉 & チャンプルーズ ” を結成する
 僕は彼の作る音楽に心酔している訳でも、彼の活動に諸手を挙げて賛同している訳でもない。しかしこのエピソードが、彼を何処ぞで見かけた際にはいつも思い出される。どんな男なのだろう、とその事だけをいつも考えている。