DOG ON THE BEACH

A season passes. A castle can be seen. Where is a soul without a wound ?

Tag: walk (page 6 of 12)

山手線沿線を歩く(御徒町〜上野)

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 休日の混雑に紛れる。休日のアメ横など歩いて気持ちが良い訳がない事は判っていたのだが仕方がない。

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 とは言え、ガード下の猥雑さや店舗に押し上げられた仏閣やアジア的な雰囲気など、見ていて楽しい。店舗のファサードの上に何故か扉が在って、その扉が半分開いていたりして物凄く興味をそそられる。でもまあ、アメ横を歩いていて上を見上げる人なんて殆どいないだろうけどね。僕がやっている事などある種の変態だ。

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 この界隈の彼方此方で展開される、歩道を占拠して営まれる飲み屋。真っ昼間にこんな店でもつ焼きを突きながら一杯呑む事が憧れなのだが、どうも独りではちょっとね。

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 上野駅着。山手線沿線を歩く旅は大した感慨もなく終了。全く何も思わない訳ではないけれど、一昨年の秋から気が向いた時にだけ歩いているので達成感のようなものは余りない。そういうやり方を自分で選んで実行しているのだから当然だ。暇潰しのようなものだ。

 この旅全体を通して考えれば、予想していたように東と北は楽しいが、西や南は歩いていても余り楽しくなかった。開発され過ぎていて街の歴史を感じる機会が少ないのだ。時間の累積を見ない空間は薄ら淋しい。どんなにきれいに整備されていても、其処には温度や匂いというものが無く荒涼とした光景が僕の気持ちを苛む。もし住むなら、そうだな、日暮里から大塚までの間が良いなあ。街が冷たくなく暴力的な要素が少ないので住みやすそうだ。

山手線沿線を歩く(秋葉原〜御徒町)

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 もう後1年もすれば秋葉原の駅周辺は高層ビルで埋め尽くされてしまうのだろうか。古い街並みから近代的な建築物を眺めるのは好きだが、商業ビルにしろオフィスビルにしろ、大資本の建物のみで構成された街が好きではないな。

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 ガード下のスーパー。「肉のハナマサ」というからデカい肉屋だなあと思ったら品揃えはスーパーのようだった。近隣の飲食店への卸しもやっているのだろう。僕はこういう光景を観るのが好きなのだ。どんな環境でもしぶとく生きている人間の匂いがする。

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 ガード下の倉庫のシャッターや壁に描かれた落書き。落書きしてくれと言わんばかりの絶好の環境だが、実際に描かれているものは今一つパッとしない。そう言えば近くにボディ・ピアスの店が在った。覗いてみようかとも思ったが、薦められても困るのでやめておいた。右下の写真はTV版アキハバラ@DEEPで使われた事務所跡。現在では他の借り手がついて中には神輿が収められているのだそうだ。

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 右の写真は、質屋なのだろうけど取り扱う品物の種類が多すぎてジャンク・ショップのように見える。結構客が入っていた。

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 そしてその店では左の写真にあるような物まで売られていた。これは昔に見た事がある。何なのか思い出せないが子供の頃に父親に食べさせられた記憶がある。栗を更に苦くしたような味だった。たぶん。御徒町の駅舎は、どうしてこんな場所に駅舎を建てたのか不思議に思うくらい雑多な場所に在る。

山手線沿線を歩く(神田〜秋葉原)

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 ガード下には飲食店のみならず文房具屋など様々な店舗が建ち並ぶ。それがずっと続くのだ。

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 露地の一角に設営されたステージ。一体どういう人達が此処で演奏しているのか。「30才以上大人のライブ」「ロックオヤジ集まれ」という言葉が何というかとても恥ずかしいのだけれど、でもまあ「イカすバンド天国」だって相当恥ずかしい言葉だったしな。

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 神田川を越える。橋の途中まで歩いて振り返った時に背後に神社(柳森神社)が在るのに気付く。そう言えば神社って川の近くに在る事が多いような気がする。
 実はこの橋、人が歩行で擦れ違うのがやっとの幅しかなく、もはや橋というより横断歩道である。この橋へ通じる入口も、もしかしたらJRの敷地へ入るんじゃないのかと思ってしまうような雰囲気で、知った人でなければかなり入りにくい。僕も怪しいのでちょっと入ってみるかという感じだったので入口の写真は撮っておらず、橋の近景も通行する人が意外に多く邪魔になるので撮らなかった。少し歩けば左に万世橋、右に和泉橋というまともな橋が在るにも関わらず、近道の為に設置された橋というか通路。その存在そのものが面白い。

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 川を越えるとすぐに秋葉原駅ビルが立ちはだかる。現在改装中。昭和の電気街の様相が急速に無くなりつつあるようだ。

山手線沿線を歩く(東京〜神田)

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 線路は頑強で近代的な高架上を走る。高架路線底部の楕円半球状の造形が気になる。構造上の理由から成るのだろうけれど、幾分現代美術的な彫刻の様相を感じないでもない。そしてこんな場所を家族連れで歩いているというのが僕にはよく解らない。近くのホテルにでも宿泊しているのだろうか。そして彼らはこれから何処へ行くのだろうか。

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 高架下に残された無骨で優しく懐かしい造形。

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 これほどまでに実直な屋号と看板はそうは見ない。実際に食べた蕎麦の味がどうとかの問題ではなく、この場所で食べるという事に意味が在るような気がする。

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 ロッカーが並ぶ殺風景なコンコース。心地良い訳ではないが、東京都心の駅というのはこういうものではないかという気がしてくる。人間の為ではなく経済の為に造られたという意味で。

山手線沿線を歩く(有楽町〜東京)

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 同じ高架下の店舗には違いないが整然とし過ぎていて、観ていて面白くはない。新橋近辺の高架下店舗の「こんなところでちゃっかり店出してます」的な人間の欲望や力強さみたいなものが感じられないからだろうか。

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 全品630円均一のタイ料理屋。非常に興味を持ったのだけれど、この写真を撮った直後に、厨房に立つ料理人のニイチャンと目が合ってしまい、気まずいので入らない事にした。

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 右のビルが31階で左のビルが恐らく40階。仲が良さそうに見えるが、そうでもないと思う。

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 東京駅すぐ近くのハトバスのステーション。これだけ広い範囲をバスの停留所が占めるというのも壮観というか不思議な感じがする。ハトバスって乗った事はないのだけれど、結構楽しそうな気がする。

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