DOG ON THE BEACH

A season passes. A castle can be seen. Where is a soul without a wound ?

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麦酒と焼豚

 今夜はキリンのクラシック・ラガーを呑みながら、焼豚のスライスにネギを刻んだヤツを乗っけて食べています。父が大のキリン党で、子供の頃はキリン・ビール以外は私は口にした事がなく、やはり味覚というものは刷り込まれてしまうもので、大人になってからも僕はキリン・ビールを好んでいます。何かが間違っているような気がするかも知れませんが、それは気のせいであると思われます。読み流しましょう。
 そんな事を書いてはいても、キリン・ビールしか呑まない訳ではありません。貰えるのであれば何でも呑みますし、外国製のビールを好きこのんで呑んだりもします。ハイネケンとかシンハとか青島とかグロルーシュとかですかね、好んで呑むのは。あと外国製ではありませんが、オリオン・ビールも好きです。去年、那覇市のスナックで「オリオン・ビールが好きだ。」と言ったら、隣に座っていた真っ黒に日焼けした船乗りのオジサンに「うちの娘と結婚するか?」と言われました。「どんな娘?」と尋ねたのですが、笑って答えてくれませんでした。きっと冗談だったのでしょう。

冷酒と団子

 或る時私にしては珍しくテレビを点けていたら、浅草辺りの団子屋の若旦那が取材者に対してこんな事言ってました。「余り知られてないと思うんですけど、日本酒と団子って意外に合うんですよ。」そう言いながらみたらし団子をモシャモシャと頬張り、グラスに注いだ冷酒をグビッと呑んでました。一瞬うえっとか思ったのですが、その若旦那が余りにも旨そうに呑み食いするので次第に試してみたくなりました。んで、早速その日の内に試してみた訳です。・・・いける!結構旨いじゃないか!アンコ付きだとアレそうなので若旦那を真似てみたらし団子にしたのです。いやあ、旨い。良い事を教えて貰いました。ありがとう若旦那!
 て、半年くらい前の話です。今その事をふと思い出したので何となく書いてみました。今は黒糖焼酎を呑んでます。

Persian & Turkish Restaurant ” ZAKURO “

 谷中銀座の入口(夕焼けだんだんの手前)の左側に在るビルの地下1階。あまり入口には見えない入口を潜れば、ペルシャ絨毯を敷き詰めたホール(と呼ぶのかどうかは・・・)が広がる。テーブルは30mmの木板が直接絨毯の上に鎮座している。つまり椅子は無い。絨毯の上に直に胡座をかいたり横座りしたりするのだ。しかも何故か客は全員民族衣装を身に纏っている。一瞬、何だかもの凄い場所に足を踏み入れてしまった気がしたが、気にしない事にした。同行した女性も異存はないようだ。取り敢えず席につき、メニューを拡げて物色していると、日本人の給仕さんが「メニューで選んで頂いても結構ですけど、コースの方がお得ですよ。食べきれないくらいの種類が出て来ます。」とおっしゃるのでそれに決めた。直ぐさまチキンスープが運ばれて来た。持って来たのは中東の出と思しき兄ちゃん。甲高い声で料理の説明をしてくれます。この人。給仕してくれるのは良いが、フザケた事しか言わない。女性客に対して「お嬢ちゃんたちーい!ナンも男もお代わり自由だからねー!」とか「生まれ変わったらー、プロポーズしていーいー?」とか「一緒にトルコにいこーう!」とかとか。本当に五月蠅い。が、オモロイ。一方男性客に対しては「まだ居るのー!コレ食べたらとっとと帰っちゃってー!」とか言いやがる。実に接客姿勢のハッキリした御仁である。しばらくすると、信じられない事に何処からか民族衣装を取り出して来て「これウズベキスタンの花嫁衣装ねー。そんな格好したんじゃ食べさせないよー?コレ着て!」とか言って、半ば強制的に着せられる。なるほど。どうりで。

 しかもこの兄ちゃん、お茶(此処ではシナモン茶か紅茶)を頼むと「仕事増やさないでよー。僕はフザケるのが仕事なんだからー!」とか言うし、「コレ、ウスベキスタンの料理。詳しくは知らないから聞かないでねー!」とか自分の責任範疇をよくわきまえていらっしゃる。天井には何故かミラーボールがキラキラと輝き、店内の BGM はアラビックのトランス系。もう本当に・・・テンションが高すぎるって。

 あ、肝心の料理の事を書いていませんでした。この店はペルシャ・トルコ料理と銘打っていますが、前述のようにウズベキスタンの料理も出します。基本的な食材は羊・山羊・鶏・豆類・トマト・乳製品です。今まで口にした事のない料理ばかりですが「これはさすがに食えない」とうようなモノはなく、なかなかに美味しい。一皿一皿は少なめだが、何しろ種類が多い。本当に食べきれない。軽く15皿は出て来る。後でチラシを見てみれば「食べきれないコース、2000円。食べきれない・飲みきれないコース、3000円」と在る。・・・2000円!二人で食べて3分の1は残してしまうくらいの料理が2000円なのです。うーむ。あ、因みに3000円の飲みきれないコースはアルコール・ドリンクが飲み放題な上にデザート付きで、水煙草まで吸わせてくれるみたいです。興味のある方は是非どうぞ。3〜4人で行く方が良いかと。夜行けばベリーダンスが観れます。あ、でも、心に余裕の無い人には不向きかも知れません。

 追記:反応を頂きました。アクセスに関してもう少し書いておきましょう。JR・京成線日暮里駅で降り、改札を抜けたら谷中墓地側の出口へ向かって下さい。出たら、墓地へ入らずにそのまま真っ直ぐに谷中銀座へ向かいます。出口の近くに周辺の地図が在るので、それで確認するのが良いでしょう。左右に寺や商店を見遣りつつ真っ直ぐ歩いていると、やたらとPOPを貼った怪しい感じの漢方薬屋(?)が左側に在りますが、それを通り過ぎると同じく左側に非常に場違いな看板・メニュースタンドが在るので直ぐに判ると思います。考えてみれば非常に貴女向きな店ですね。因みに6月6日に、二階へパレスチナ・レストランを開いちゃったらしいですよ。

Spinach-Tomato-Soymilk-Yogurt-Banana Mixed Juice

 一昨日の休みの日にミキサーを買った訳です。コレ。本体が金属で容器がガラスのヤツを探していたのですが、丁度良いモノがありました。しかも思ったより安い。というのも、コンランショップでステンレス製のジューサーが売っていて、それがやけに格好良いので買おうかと思ったのですが、¥30000もしやがるので諦めていたのです。それから比べれば¥5000もしないのですから安いもんです。

 んで、何処かに書かれていたレシピを参考に作ってみました。ホウレン草(3束)ミニトマト(2個)豆乳(250cc)ヨーグルト(大さじ3杯)バナナ(1本)これらを適当な大きさに千切りジューサーの容器へ放り込んでスイッチをパチン、と。・・・ん、言われる程緑色にならない・・・割りにはホウレン草の葉片が目立つ。何か手順を間違えたか? 取り敢えずガラスのボウルにシリアル(これ食うの何年振りだろ)を盛り、その上にジュース(というかソース)をかけて食べてみる。うむ、悪くない。やはりちょいとホウレン草を入れすぎたようで青臭さが目立ってしまっている。次回からは量を減らそう。そう言えば豆乳を意識して食した事がないので、どの部分が豆乳の味なのか判らない。あ、でも豆腐料理を出す居酒屋に入った時に湯葉を豆乳で絡めた料理を食べた気がする。て事はあの部分か・・・いやいやそんな・・・。しかしアレですね。ジューサーで食材切り刻むのって楽しいですね。必要もないのにスイッチをパチンパチン切り替えて遊んでしまいました。

ゴーヤーチャンプルー

 相変わらず調子の戻らない身体を引きずるように、日々の食材を求めイトーヨーカ堂へ。冬からこっち、料理をする気などゼロだった私です、ここのところ少しずつヤル気になってきたのですよ。そこで、見つけました。なんとゴーヤが100円で売ってます。季節柄、300円を下回る程度の高価な食材であったゴーヤ。此処へ来て突然安くなりました。日曜日に別なスーパーで見かけた時には未だ200円を超えていたというのに・・・。温室栽培モノではない、季節モノが出荷され始めたのでしょうか。ま、一消費者でしかない私には詳しい事が分かろうハズもありません。取り敢えず色の薄い二本のゴーヤを選び、カゴの中に放り込みました。既に僕の頭の中はゴーヤーチャンプルーで一杯です。そそくさと缶詰などが陳列された棚に移動し、定番のスパムミートの缶詰をカゴへ。それから木綿豆腐をカゴへ。それからそれからもずく酢をカゴへ。卵は部屋にあるしな。いざレジスターへ。

 部屋に戻って早速ゴーヤを縦半分に割り、ワタをスプーンでこそぎ落とします。それを3〜4mmの厚さに輪切りにし、赤穂の塩で揉んで暫く放置。豆腐は切り込みを入れ、斜めに置いたまな板の上に放置して水気を抜きます。その間に焼酎(八丈島の芋焼酎)の水割りを啜りながらモズク酢をズルズルやったり、煙草を吸ったりします。そして、少々早い気もしましたがフライパンにサラダ油をひき、輪切りにしたゴーヤを炒め始めます。今夜はスパムミートではなくてツナ使う事にしました。彼方此方でゴーヤチャンプルーを食べましたが、ツナを使っている店が結構多かったのですよ。なので試してみようと思って。うーむ、ツナ缶の油をよく切っていなかったようで、少し油が多過ぎたみたいです。今更ですので気にしない事にしましょう。豆腐を指で崩すようにして入れ、それらと混ぜ合わせます。十分に火が通ったところで卵を投入。コンロの火を止め余熱で加熱します。ふう。出来上がりです。うん、旨い。暫く作っていなかったので、油と塩気が少しばかり多過ぎてしまいましたが、こんなもんでしょう。夏は近い。

参考サイト:ゴーヤー大好き!

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