LSTY 氏が料理する際の機微についてあれやこれや書いているので、僕も真似て書いてみる。とは言え、ここ半年、いや一年以上まともに料理する事のなかった僕が、先日本当に久しぶりにゴーヤーチャンプルーを作ったので、その事について箇条書きしておこうと思う。
 沖縄に赴いて彼方此方の店でこの料理を食べたが、本当に店に拠って全部違う。基本的な調理法は同じだが、使っている材料から違うので食べた印象もまちまちなのだ。何かを目指そうとする場合、対象が明確でないのは困るので、取り敢えず一つの店に決める事にする。勿論参考にするのであれば、ちょくちょく味わう事の出来る近場の店だ。結局のところ、僕は新宿に在る「やんばる」という居酒屋の店の味を目指した。以下はそのメモ。

  • 値段が一本200円を超える時は買わない。恐らく安い時のゴーヤーの方が旨い。
  • 濃い色のゴーヤーは苦みが強い。
  • 苦みを避けるのなら薄切りにする。また逆に苦みが欲しければ厚切りにする。
  • ゴーヤーの中身の綿は丁寧に取り除く。
  • 基本的に塩揉みするが、塩の量と放置する時間を短めににしないと塩っ辛くて不味くなる。
  • 使用する油は基本的にサラダ油。出来るだけ軽いものを選ぶ。
  • 出汁は「かつお」。「こんぶ」でも「いりこ」でも「あご」でもない。
  • 東京で「島豆腐」はなかなか手に入らないので「木綿豆腐」で代用する。
  • ただし、その場合は十分に水を切る。
  • スパムミートはカットした後に水に浸け、油分を抜く。
  • 卵は恐らく二個使った方が良い。

 久しぶりに作ると。此処に挙げた項目は大体覚えているのだが、調理する時のタイミングというものを完全に忘れていたりする。料理は文面だけのレシピだけで作れるものではないのだ。