機窓から見下ろす雲海かみ知ろし
「時は春、日は朝、朝は七時、片岡に露みちて、揚雲雀なのりいで、蝸牛枝に這ひ、神、そらに知ろしめす。すべて世は事も無し」海潮音 / ロバート・ブラウニング – 上田敏訳
機窓から見下ろす雲海かみ知ろし
「時は春、日は朝、朝は七時、片岡に露みちて、揚雲雀なのりいで、蝸牛枝に這ひ、神、そらに知ろしめす。すべて世は事も無し」海潮音 / ロバート・ブラウニング – 上田敏訳
香で誘う他人の庭の月下美人
深更の月下に香る女王花
垂れた首すっくと見上げ白き鷺
白鷺の青き海原おり立つ朝に
昼盛りいぬ土ほりかえし寝床にす
飼い犬が木陰にひそむ昼盛り
実はこれ、季語が間違っている。本当は「日盛り」が正しいのだが、何故かしら「昼盛り」が頭に蔓延っていて、二首詠んだ後に気付いた。「昼盛り」ってよくよく考えたら意味が解らないし。でもまあ、それはそれで良い気がするので、そのまま。
熱帯夜障子を食む紙魚はい出でて
昼下がり曝書に紙魚の仕業あり
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